6年ぶりベア実施へ

パナソニックは3日、今春の労使交渉で6年ぶりにベースアップ(ベア)に相当する賃金改善を実施する方針を固めました。労働組合側は月額4000円以上のベアを求めており、3月12日の回答日までに具体的な金額や配分などを詰める事になります。

パナソニックはテレビを初めとするデジタル家電の不振により、2012年度まで2年連続で7500億円超となる巨額の最終赤字を計上していました。そのため、昨年5月から緊急対策として賞与削減や所定労働時間の延長を実施し、人件費を年間で約600億円削減。2013年度はリストラが奏功し、3年ぶりの最終黒字となる見込となっていました。

業績改善を受けてパナソニックは、2013年度に一般社員の賞与を削減した分の一部を「経営協力感謝金」として給与に上乗せする特別給与を社員に支給する事も決めています。
ソニーやシャープに比べて業績回復が遅れていたパナソニックの方針決定により、電機大手各社がそろってベア実施に踏み切る見通しになっています。